会社で払う住民税には、法人の住民税と個人の住民税があります。
会社が払う住民税
会社が払う住民税には、2種類あります。
1つは法人住民税。 会社をつくると、法律のルール上、会社は人として扱われます。
それゆえに、会社は住民税を払う必要があります。
それが、法人住民税といわれるものです。
法人住民税は、赤字でも7万円を払うというのが特徴です。
利益がでれば、そこに利益に対する税金が加算されます。
もう1つは個人住民税。
こちらは給料を払ったときに、天引きされる住民税です。
法人住民税と個人住民税の違い
経理をするとき、法人住民税と個人住民税では処理方法が違います。
法人住民税は、
法人税等100/未払法人税等100
と経理し、
支払うときに、
未払法人税等100/現金預金100 という処理をします。
いっぽうで個人住民税は、給料天引きし、その一時的に預かったお金を市区町村に払うため、その性質は預り金です。
役員報酬を払うときに、天引きする住民税を預り金として処理し、 払うときに
預り金(住民税)100/預金100
と処理します。
同じ住民税でも、会社と個人では会計処理での扱いは違います。
共通点はネットで払えること
いっぽうで、共通していることもあります。
どちらもネットで支払えます。
eLTAXからダイレクト納付やインターネットバンキングを利用して支払うことが可能です。
会社では、個人の住民税と法人の住民税が出てきて、困惑しがちです。
ただ、最後の支払いはどちらも同じようにできるので、少しずつ慣れていきましょう。
会社の税金を払うのにダイレクト納付を使ってみよう。 | 植村豪税理士事務所|オンライン(Zoom)対応・愛知県大府市に在住
なお、個人の住民税は10人以下なら、毎月払いでなく半年1回払いにすることはできます。