銀行は試算表を求めている。すぐに提出できるレベルの数字とは?

お金を借りていると、銀行に試算表を提出するという場面があります。

すぐに出せるようにしておきたいものです。

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試算表を求めている銀行

会計ソフトには試算表というのがあります。

月ごと、年で範囲指定ができ、数字をチェックできるものです。

銀行でお金を借りていると、決算書以外にこの試算表を求められる場面があります。

決算書は決算までの状況、試算表は直近の状況を知るための資料としてです。

試算表、求められたときにすぐに出せるようにしておきたいものです。

すぐに銀行に出せるレベルの数字とは?

では、銀行に提出してもいい数字の状況はどんな状態か。

ひとことで言えば、

  • 預金残高、借入金残高など貸借対照表の残高があっている
  • 毎月の売上、経費、利益がほぼわかっている

この状態であれば、求められたときにさっと銀行に渡してもいいでしょう。

借入先の銀行の預金残高が間違っている、借入金残高がまちがっているとなれば、数字の信用はガタ落ちです。

そうならないためにも、残高を合わせておく必要があるわけです。

ただ、試算表を出すために数字をチェックしているわけではありません。

やはり、いちばんの目的はじぶんの現状を知るためです。

じぶんの現状を知るための数字

数字のいいところは、具体的なボリュームがわかるところ。

利益が10万円なのか、100万円なのかというのでは、印象もお金の残り方も違います。

  • お金がいくらあるか?
  • 利益がいくらでているか?
  • どんな売上がどのくらいの割合あるか?
  • ムダな経費がないか?
  • 毎月いくら返済しているか?

といったところをチェックしていきましょう。

毎月の利益を出すためには、減価償却費や毎年かかるような経費を年払いしていれば、毎月1/12ずつ経費にしておくのがおすすめです。

毎月の数字を見やすくするコツは大きな経費を1/12ずつにすること。 | 植村豪税理士事務所|オンライン(Zoom)対応・愛知県大府市に在住

なお、毎月の数字のチェックをするなら試算表でチェックするのはおすすめしません。チェックしにくいですから。

銀行に提出する資料は試算表というくらいの割り切りでもいいかなと。

毎月の数字は月次推移表などで前月などと比較しながらチェックしていきましょう。処理もれも見つけやすいです。

わたしはCSVファイルをダウンロードして、Excelでチェックしています。


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この記事を書いた人

ひとり社長・フリーランスの経理をITを活用してサポートします。クラウド会計の導入・スポットでの相談・相続税申告も得意です。著書に「十人十色の『ひとり税理士』という生き方」(共著)

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