決算整理仕訳は入力してはいけない。

会計ソフトに入力する前に、インポートで処理できないかを考えてみましょう。

過去に数字が違うだけのデータがあれば、それを活用するのも手です。

目次

クラウド会計ですべての取引を連携できない

クラウド会計はデータ連携ができるのが特徴です。

しかし、すべての取引を入力できるわけではありません。

ネットバンクやクレジットカード、Suicaなどの取引データは連携することができます。

いっぽうで、データ連携の対象にならない取引もあります。

毎期同じ取引をする場合、前期と同じ仕訳を入力するということもあるでしょう。

そういう仕訳があるなら、今期にはイチから入力してはいけません。

イチから入力しないためには?

イチから入力しなくても、すでにつかえるデータがあります。

それを上手に活かしましょう。

仕訳辞書という機能もあるのですが、日付ごとにしか入力することができません。

インポートがおすすめです。

インポートを使ってみよう

インポートというのは、Excelで編集して、CSVファイルとしてクラウド会計に取り込む方法です。

たとえば、大きな経費を毎月に按分して入力したいなら、

毎月の数字を見やすくするコツは大きな経費を1/12ずつにすること。 | 植村豪税理士事務所|オンライン(Zoom)対応・愛知県大府市に在住

  1. 前期に環境を変更する
  2. 前期のデータから同じ仕訳を検索
  3. 前期のデータをエクスポート
  4. 日付や金額を置換えなど数式を使って、変更が必要な部分を修正
  5. CSVファイルで保存
  6. Ctrl+WでExcelファイルを閉じる
  7. 今期に環境変更する
  8. 仕訳帳からインポートする

というように。

インポートをつかうメリットは他にもあり、新しい科目を作りたい場合、Excelで新しい科目をつくれば、クラウド会計でも自動でつくってくれます。

インポートをすると、マッチングリストが表示され、「新規」を選ぶと科目追加してくれます。

クラウド会計で科目設定から科目をつくるのは、けっこう手間なので、個人的にはけっこう使います。

インポートを使えると、数字を入力したらインポートができるデータをつくれるとか、Excelマクロで自動でCSVファイル保存までやることもできます。

インポート、まだ使っていなければ、ぜひ試してみていただければ。


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ひとり社長・フリーランスの経理をITを活用してサポートします。クラウド会計の導入・スポットでの相談・相続税申告も得意です。著書に「十人十色の『ひとり税理士』という生き方」(共著)

目次