借入金の返済の経理。
自動で仕訳パターンを表示させることができます。
借入金の返済
銀行から借入れをした場合、返済をする必要があります。
借入金の返済をするときには、毎月元本と利息の合計を返済します。
ただ、ネットバンクから連携されるデータが元本と利息にわかれてくればいいのですが、そうではなくデータが元利合計の1つのみというケースもあります。
毎月、元本と利息を分けようとすると、手間です。
クラウド会計を使っていると、自動でわけてくれるしくみをつくることもできます。
自動仕訳パターンをつくるなら?
自動仕訳パターンは、次のようにかんがえてみます。(マネーフォワードクラウドの場合)
たとえば、自動仕訳登録の画面で、
| 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
| 支払利息 | 明細の金額(連携金額) | 預金 | 明細の金額(連携金額) |
| 長期借入金 | 元本返済額(固定金額) | 支払利息 | 元本返済額(固定金額) |
というパターンを登録することができます。(ここであげるのは一例です。)
この例では「明細の金額」と「指定した金額」を使います。なお、2026年10月時点の複合自動仕訳ルールには「指定なし」もあり、条件に合えば差額を自動計算する方法もあります。
ここでは、元金均等返済など、毎月の元本返済額が同じ場合を想定して、借入金を固定金額にしています。返済方法はほかにもあるので、返済予定表で元本の金額を確認しましょう。返済方法や初回・最終回などの事情で元本の金額が変わるときは、そのまま同じ固定金額を使えません。
元本返済額を「指定した金額」に設定し、明細にルールが適用されれば、仕訳候補に反映されます。登録前に返済予定表と照らし合わせ、元本・利息・科目などが合っているか確認しましょう。
簿記ルールより経理のやりやすさ
たとえば、ある月の返済額が5万円(元本49,000円、利息1,000円)の場合で考えてみると、
| 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
| 支払利息 | 50,000 | 預金 | 50,000 |
| 長期借入金 | 49,000 | 支払利息 | 49,000 |
という仕訳パターンになります。
この場合、借入金は49,000円の返済となりますが、利息については1行目に借方に50,000円、そして2行目の貸方に49,000円ということで、通常、経費は左側(借方)にあるもの。
支払利息が貸方にくるというのは、ちょっと違和感があるかもしれません。
ただ、支払利息は借方と貸方の差額で考えてみると50,000円ー49,000円=1,000円で、正しい金額にはなっています。
簿記のルールでいうと、支払利息は借方にくるのが正しいのですが、簿記のルールにとらわれすぎると経理の効率化はむずかしくなります。
わたしは、経費の金額や残高があっていればいいかなと考えています。
このやり方は一例で、違ったやり方もあります。
「じぶんはこっちのほうがやりやすい」とじぶんなりにしくみをつくってみるのも経理のいいトレーニングになります。

