もし会社の配当金を出すとしたら?

配当を出すかどうか、出さなくても大丈夫です。

ただし、出したほうがいいケースもあります。

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会社は配当金を出せる

会社は配当金を出すことができます。

株式会社なら株主への配当。

合同会社は社員へ利益の配当。

ただし、貸借対照表の純資産が300万円未満の場合には配当ができないことになっています。

株式会社で社長が株主の場合、役員報酬以外で会社から受けることができるお金です。

ただ、配当をしなくてもいいわけです。

会社の配当金を出すとどうなる?

会社は配当金を出すと、純資産が減るし、お金も減ります。

役員報酬と違って経費になりません。

いっぽうで、社長個人は20%ほどの税金を引かれた配当金を受け取るわけです。

ただ、その配当金は確定申告で役員報酬と合算で税金がかかるため、結果的に税金が20%を超えてかかり、お金がさらに減る可能性があります。

会社の資金繰りも考えると、配当金を出すメリットは、それほどないかと思っています。

配当金を出すとしたら?

配当金を出した方がいいパターンも考えられます。

株式を事業承継する場合、株価を下げる必要があります。

評価単価×株数で異動できる株式の評価額が決まるので、評価単価は低いほうがいいわけです。

株価は配当、利益、純資産がカギを握ります。

赤字が2年以上続いているとき、株価が高くなってしまう可能性があります。そのときにあえて配当を出したほうが株価が下がるケースがあります。

そこならありかもしれません。


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この記事を書いた人

ひとり社長・フリーランスの経理をITを活用してサポートします。クラウド会計の導入・スポットでの相談・相続税申告も得意です。著書に「十人十色の『ひとり税理士』という生き方」(共著)

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