ひとり社長の給与計算を誰がやるか?
じぶんでやってみるのがおすすめです。
ひとり社長の給与計算は誰がやる?
会社をつくると給与計算をやらないといけません。
給与計算を誰かにお願いするかどうか。
ひとり社長であれば給与計算は自分でやればいいでしょう。
役員報酬は毎月同額というルールになっていて変更はほとんどありませんし、社会保険の手続きも慣れれば対応できます。社会保険の手続きも電子申告でできるようになっています。
給与計算ソフトをどうするか?
給与計算はソフトを使ってやるとして、どのソフトがいいのか。
正直、これが絶対におすすめと言えるものはありません。
給与計算のソフトは、会計ほど使いやすくはないのが現状です。
しいていえば、給与計算から年末調整へ処理がしやすいもの、会計の仕訳への連携ができるものがいいでしょう。
そうなると、クラウドの給与計算ソフトが選択肢になります。
具体的には、マネーフォワードやfreeeなどでしょう。どちらも操作性はまずまずです。
おすすめしないのは、
- 給与支払報告書等の電子申告に対応していないソフト(データのエクスポートができないもの)
- 会計に給与計算情報を連携またはインポートできないソフト
- 社会保険の料率を、手入力して変えないといけないソフト
というような給与ソフトです。
給与計算の流れを学べる
給与計算はやったことがなければ、ハードルが高く感じるかも知れません。
ただ、ひとり、かつ、定額ならあらかじめ役員報酬額を個人情報に設定しておけば、ほとんど触るところはないといってもいいでしょうね。
社宅契約をしているなら、家賃の天引きはやっておいたほうがいいでしょうね。
毎月定額の報酬というシンプルな給与計算をして、それぞれの項目がどういう流れを辿るのかというのも学べます。
とくに、年末調整や源泉所得税、住民税の納付などは、じぶんでやってみて初めて流れがわかるものです。
その流れを理解しておくと、「これからどうする?」判断はよりしやすくなります。
役員報酬を増やすと、社会保険も増えたり、届出書が必要になるというようにも気付けるようになります。