赤字のときでも決算対策は必要。

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利益が出ていたら決算対策

利益が出ていたら、決算の数ヶ月前から対策を検討することもあるでしょう。

期末での利益がいくらくらいになるかを予測し、それをもとにその先の策を考えるわけです。

黙っていたら、100万円の税金を払うことになるけど、節税対策したら70万円に減るというような、いわゆる節税もその1つです。

ただ、節税といってもいろいろ。

未払金を立てたり、給料を増やした場合の税額控除など、お金の支払がなく節税できるものもありますが、お金を使っての節税が多いというのが現状です。

手元のお金も減るので、節税とのバランス感はよく考えたいところです。

赤字の場合はどうする?

利益が出ていれば、決算対策の話もしやすいのでしょうが、ときには赤字になることもあります。

では、赤字のときはなにもしなくていいのでしょうか。

答えはNOです。

赤字のときは、赤字のときでやるべきことはあります。

  • 来期にまわせる経費がないかどうか
  • 税金を払うお金があるかどうか
  • その後の資金繰りに問題ないか
  • 融資を受けるかどうか

といったことは早めに考えておくべきでしょう。直前になったところでは打つ手は限られます。

お金を借りるのであれば、利益が出ているうちのほうがいいということにはなるので、やはり早めの対応が必要でしょう。

直近の数字はわかるようにしておく

決算対策をするなら、実績の数字はすぐにわかるようにしておくべきです。

その上で、残りの期間の数字を見積り期末の利益がどのくらいになるかというのを考えるのがいいでしょう。

ただ、そうなると毎月の利益の計算をやっておくというのが欠かせません。

実績数字が出ている月が多いほど、期末の利益の精度は高くなりますので。

反面、実績がまるでわかっていないと、対策のしようはありません。

となると、やはり実績の数字をざっくりでもつかんでおくことが欠かせません。

ということで。経理をやるなら日々がおすすめです。


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この記事を書いた人

ひとり社長・フリーランスの経理をITを活用してサポートします。クラウド会計の導入・スポットでの相談・相続税申告も得意です。著書に「十人十色の『ひとり税理士』という生き方」(共著)

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