住民税の特別徴収とは?
会社は役員報酬などの給料を払うときに所得税のほかに住民税を天引きします。
その会社が給料を払うときに天引きした住民税は、支払った月の翌月10日に市区町村に払うことになっています。
ただし、源泉所得税と同じように社員が10人未満の会社は、各市区町村に納期の特例の承認を受けることで、住民税の支払いを年2回の半年1回支払いとすることができます。
・6月から11月分の納付→12月10日まで
・12月から翌年5月分の住民税→翌年の6月10日まで
年2回の納付とすることで事務処理は減らせます。
ただ、6ヶ月分となるとまとまったお金が必要となるため、毎月払いたいという声もあり、どちらがいいかはそれぞれです。
住民税の納付に遅れたら?
会社が住民税の支払いを忘れてしまうというケースもあるでしょう。
その場合、ペナルティとして延滞金がつくことがあります。気づいた段階で早めに支払うべきです。
毎月払いを忘れるより、6ヶ月分を1回で支払う納期の特例を選んでいて支払いを忘れる方が延滞金がつきやすいです。
1回で支払う住民税の税額が大きいわけですから。
では、住民税をどうやって支払うか?eLTAXを使いましょう。
eLTAXでサクッと支払いを済ませよう
eLTAX(Web版)を使えば、ネットから住民税を支払うことができます。
インターネットバンキングやダイレクト納付を利用して支払うことができます。
納付書に金額を手書きしたり、銀行に行く必要はないのです。
少々使いにくいところもありますが、これでも以前に比べたらマシになっています。
まずは利用できるように地方税IDを取得しておきましょう。
eLTAXで利用できる支払い方法は2つです。
インターネットバンキングによる納付は、即時に支払いされるもの。
ダイレクト納付は、即時に支払うか、期日指定して支払うかのいずれかを選ぶことができます。
ただ、ダイレクト納付をするには、eLTAX内にある書類の郵送による提出が必要です。
もし、住民税の支払いを忘れていたとしても、ネットからの支払いができれば、最短で支払うことができます。
インターネットバンキングによる支払いは、eLTAXを利用ができれば使えます。
ただ、ダイレクト納付は利用するための手続きが必要です。早めにダイレクト納付の利用手続きもしておきましょう。
このダイレクト納付は、法人住民税の納付にも利用できるものです。