ボーナスを払うなら
賞与を支払う場合、賞与の所得税と賞与の社会保険を天引きした金額を振り込みます。
社員に支払うボーナスについては、それでいいわけですが、会社の手続きとしてはこれで終わりではありません。
特に役員に賞与を払う場合には、税務署に事前に賞与をいくら払うかの届出書を出しておく必要があります。
さらに、役員、社員かかわらずボーナスを払う場合には、賞与支払届を年金事務所に提出する必要があります。
賞与支払届の提出を忘れない
賞与支払届を提出しないと、年金事務所としては、ボーナスをいつ払ったかがわからないのです。
賞与支払届の提出は、ボーナスを支払った日から5日以内。
もし、提出していない場合には、ボーナス分の保険料の請求がいつまで待っても届くことがなく、支給時に天引きした社会保険はいつまでも会社で預かったままとなります。
そうならないように、忘れずに提出したいものです。
e-Govで提出する
賞与支払届、ネットで提出することができます。
給与ソフトんからデータをエクスポートして、それをe-Govを経由して提出することができます。
その利用にあたっては、gBizIDを取得しておく必要があります。
gBizIDの利用者登録をするには、最初は申請書に印鑑証明書を同封して郵送で申請することになります。
利用できるようになるまでには1ヶ月ほどかかりますので、早めに申請しておきましょう。
こちらの記事に「算定基礎届」の提出方法でまとめていますが、書類が変わるだけでやり方は同じです。
社会保険の算定基礎届。ひとり社長がネットから提出する手順。(freee人事労務・gBizID・e-Gov) | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 Official Blog