「複合」の科目の使いどころ。

会計ソフトには「複合」という科目があります。

質問を受けることもあり、その使いどころをお話します。

「複合」という科目

知られていないかもしれませんが、会計ソフトには「複合」という科目があります。

あまり馴染みのない科目ですし、正直使わなくてもいい科目です。

でも使ってもいい科目です。

「複合」の科目の使いどころはどんな場合か、いくつか例を挙げてみます。

口座間でお金を移動するとき

A口座からB口座にお金を移動すると、仕訳は「B口座/A口座100」とするわけですが、クラウド会計の場合、1つ問題があります。

A口座もB口座もネットバンクからデータ連携をしていると、1つの取引で2つのデータが連携されます。

A口座「B口座 -100」
B口座「A口座 100」

というデータです。

それぞれで「B口座/A口座100」と経理すると2重仕訳になります。

かといって、どちらかを削除するとなると削除の手間がありますし、毎回「あれ?どっちを削除するんだっけ?」となります。

そこで複合を使うのも手です。複合は連結の役目。使うことで両方のデータを活かせるわけです。

B口座/複合100

複合/A口座100

とすれば、複合は左と右で同額、残高ゼロになりますし、それぞれの口座残高も一致するはずです。

残高はゼロになっているかどうか

複合を使う場面は、他にもありえます。

たとえば、複合仕訳をしないですべてを1:1の仕訳にすることもできます。

給料/未払費用    900
給料/預り金(所得税)30
給料/預り金(住民税)20
給料/法定福利費   50

給料/複合 1000
複合/預り金(所得税)30
複合/預り金(住民税)20
複合/法定福利費   50
複合/未払費用   900

としてもいいわけです。結果はおなじです。好みです。

借入金 100/預金 105
支払利息    5

という複合仕訳を

複合/預金    105
借入金/複合 100
支払利息/複合   5

と左右1:1の仕訳にしても大丈夫です。結果は同じですから。

複合の左と右の合計は一致します。残高もゼロになります。

ただ、これをクラウド会計の学習機能を使って自動仕訳にしようとすれば、

借入金/預金  105
支払利息/借入金 5

支払利息/預金  105
借入金/支払利息 100

とすることもできます。これだと「複合」はいらないですね。

ということで。複合の科目を使うか使わないかはそれぞれの自由です。


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