会社では社会保険の手続きが必要です。
この社会保険の手続きを誰がやるか?ひとりならじぶんでやればいいかなと思っています。
社会保険手続き
ひとり社長であっても、社会保険の手続は必要です。
主な手続きは、次のようなものです。
まずは「算定基礎届」の提出。
4月〜6月までの役員報酬をもとにその年の9月以降の社会保険料がきまります。
7月10日までに年金事務所に提出する必要があります。
もう1つは、役員報酬を変更したときの「月額変更届」。
社会保険料は、前述した年1回の「算定基礎届」を内容をもとに決めるのですが、役員報酬を変更して社会保険の標準報酬月額が2等級以上変わる。
さらに、それが3ヶ月続いた場合には、その時点で社会保険料を変更することになります。
このような手続きを誰がやるかという話です。
クラウド給与ソフトでデータ作成
社労士にお願いするというのも1つですが、ひとりであれば、じぶんでやればいいでしょう。
わたしが税理士だからではありません。というか社会保険は社労士の仕事ですけど。
たとえば、freee人事労務やマネーフォワードのクラウド給与なら、その必要データをソフトから作成することができます。
手書きだと、賃金台帳などを見ながら作成する必要があり敷居は高くなりますが、基本的な給与計算であれば大丈夫でしょう。
役員報酬には毎月定額というルールがありますし。(期首から3ヶ月以内は変更できます。)
そのデータを使えば電子申請ができますが、最初の手続きには手間がかかります。
電子申請で社会保険届出への道
電子申請をするには、手間もあります。
freee人事労務の場合
freeeの場合には、次のような流れで申請します。
- gBizIDを取得
- freeeでCSVファイルをダウンロード
- 社会保険届出ソフトでチェックする
- e-govから電子申請
こちらの記事にまとめています。
社会保険の算定基礎届。ひとり社長がネットから提出する手順。(freee人事労務・gBizID・e-Gov) | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 Official Blog
マネーフォワードクラウド給与の場合
マネーフォワードの場合には、次のような流れです。
- 電子証明書の取得
- マネーフォワードクラウド社会保険で電子申請
マネーフォワードのほうは「電子証明書」というのが必要です。
リンクから事前に手続きをしておきましょう。
その後、マネーフォワードクラウド社会保険から電子申請することができます。5人以下なら無料で利用できます。
どちらかと言うと、「gBizID」を使えるfreeeのほうが敷居は低いですかね。電子証明書は申請がちとめんどくさいです。
もし電子申請が難しければ、PDFでダウンロード→Webゆうびんですね。はんこいらないですし。
そういう手間も、パソコンから手続きできるという今後のメリットで回収しましょう。
ひとり社長の給与計算は誰がやるのがいいか? | 植村豪税理士事務所|オンライン(Zoom)対応・愛知県大府市に在住