クラウド会計とはうまく距離をとる

クラウド会計は便利ではあるのですが、過信しすぎないほうがいいとも思っています。

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クラウド会計は自動で連携されるけど

クラウド会計はデータ連携をできるのがメリットです。

10年前、入力しなければいけなかった取引は、ネットバンク家クレジットカード Suica などの連携をできるようになっています。

さらに給料ソフトや請求書ソフトとの連携ができるわけです。

確かにイチから入力することは減りますし、便利ではあるのですが、過信しない方がいいかなとも思っています。

自動なのにミスになる理由

クラウド会計やクラウド給与ソフトを使っていても、データが合わないということはあり得ます。

ネットバンクのデータ連携しても、設定がうまくできていないと、想定していた科目で連携されません。

クレジットカードの明細を連携していても、プライベートの口座から引き落としになっていれば、いつまでも残高は残ったままです。

クラウド給与ソフトも、社会保険の料率は自動で反映されます。

ただ、個人情報の生年月日が入力されていない、社会保険の等級設定が間違っていると、社会保険も正しく計算されません。

クラウド会計などソフトは便利なのですが、結局のところ、間違った設定をしていれば間違った答えを出すということです。

クラウド会計を過信しない

クラウド会計やクラウド給与を使うのであっても、時々チェックはした方がいいでしょう。

預金残高が本当に正しいかどうか、給与計算が本当に合ってるかどうか。

人は親しくなると信頼も深まるものです。ただ、近づきすぎす、距離を取るぐらいでちょうどいいかなと。

そのためには、

  • 1ヶ月の数字をまとめるためには何をチェックすればいいのか?
  • どうやって給与計算するのか?

ということにも目を向けてみましょう。じぶんでもどうやってを理解しておくということです。

ソフトやシステムを過信すると、「なぜ?」を考えなくなりがちです。

しくみを知った上で、クラウドのソフトで効率化するということでないと、ミスにも気づけなくなりますので。

うまく付き合いましょう。


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この記事を書いた人

ひとり社長・フリーランスの経理をITを活用してサポートします。クラウド会計の導入・スポットでの相談・相続税申告も得意です。著書に「十人十色の『ひとり税理士』という生き方」(共著)

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