「お金を借りる」・「お金を返す」というトレーニング

お金を借りる、お金を返すというのは、独立するまでは未体験であることも多いです。

ただ、しごとを続けていくなら、それなりのトレーニングは必要です。

お金のトレーニング

しごとをする上で、お金なしには語れません。

サービスを受ける、モノを買ってしごとの環境をつくるにもお金が必要ですし、そのお金をつくるのにも、じぶんがサービスを提供したり、モノを売ったりしてお金をつくるわけです。

赤字であったとしても、お金があればしごとを続けることはできますが、続けるためにはお金の管理は欠かせません。

  • 値付けする
  • お金をもらう
  • お金を使う

そして、お金を借りる。

お金のトレーニングは、フリーランスやひとり社長ならやらないといけないことです。

お金を借りるトレーニング

お金を借りることのメリットの1つは、手を打ちやすくなるということ。

開業当初は、てもとにお金がそれほどないということがあります。そのわりに初期費用がかかったりするわけです。

じぶんのお金だけではどうにもならないことも、銀行からお金を借りることで立つことができるわけです。

てもとにお金があれば、手が打てるのに…という歯がゆい思いを解決してくれるものです。

そして、今回の新型コロナウィルス感染症の影響で売上が大きく下がって、しごと環境に大きな変化があったという場合でも、てもとにお金があれば、耐えることができます。

ちょうど昨日、こどもに読んだ本、アリとキリギリス。

冬になる前に巣に食料を備蓄し、いざ、きびしい冬が来たときにも土の中で過ごせた、夏に遊んでばかりいたキリギリスも助けてあげたという話です。

しごとでも冬に備えることをじぶんで考えておくべきです。

お金を借りておけば、手元のお金が増えて、赤字に耐えられるというメリットもあります。

じぶんでしごとをするなら、お金を借りるという選択肢を持てるようになるためのトレーニングは必要です。

お金をかえすスキル

いっぽうで、お金を借りることができてもそれはスタートでしかありません。

借りたお金を返せなくなっては、しごとをつづけることができなくなります。

どう返していくか?

基本は利益から銀行にお金を返していきます。

知っておきたいのは、

  • 1年間にいくら返済しないといけないのか?
  • 毎月いくら返済していくのか?

ということ。意外と認識していないことも多いです。

これをもとに、追加で借入れできるか、返済を前提にして利益がいくら必要なのかを考えることもできます。

返済のお金は、ざっくり「税引後利益と減価償却費」とし、年間返済額とのバランスはどうかをチェックしてみましょう。

税引後利益+減価償却費>年間返済額の状態にしておきたいものです。

現状、赤字の場合、「お金を借りても返せないし」という声も耳にするところです。

預金がある程度あっても、気が大きくなってしまうと、必要以上にお金を使ってしまうという場面もあります。

こういう場合は、借りたお金を使ってしまうから、返せないという話になるわけで、使わずに返済のためのお金としておけば、そこから返済すればいい話です。

もちろん、金利はかかりますが、1日あたりにすると負担はそれほどでなく、むしろ手元にお金をおける安心料と考えると安いものかと。

お金が手元にあれば、お金の不安を減らすことができます。

お金を借りるにも、返すにもトレーニングは必要。少しずつ慣れていきましょう。


ABOUT US

植村 豪ひとり税理士・ひとり社長・Macユーザー
相続税の申告やひとり社長・フリーランスのひとりしごとなどをサポート。スポット相談、個別コンサルティング、クラウド会計の導入コンサルなどを提供。著書に「十人十色の『ひとり税理士』という生き方」(共著)