フリーランスとひとり社長の減価償却のルールの違い。

会社は減価償却をするかしないかを選ぶことをできます。

ただ、減価償却は毎期したほうがいいかなと思っています。

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減価償却をするかしないか

固定資産を買った場合、買ったときに全額を経費にするのではなく、減価償却で少しずつ経費にしていくことになります。

この減価償却、フリーランスと会社ではルールが違います。

具体的には、

  • フリーランス→減価償却しないといけない
  • 会社→減価償却をしてもしなくてもいい

ということになっています。

フリーランスの場合、もし減価償却が間違っていたら、修正申告などの手続きをすることになります。

会社は減価償却はしなくてもいい

会社の場合は、減価償却をしても、しなくてもいいとなると、減価償却するしないで、利益が変わってくることになります。

減価償却以外の経費を考慮外とした場合、

売上100で減価償却70なら利益は30
売上100で減価償却0なら利益は100

ということで利益が変わってくるわけです。これが会社の場合には認められるわけです。

ただ、利益をよく見せるためにこれはやらなくていいかなとは思っています。

減価償却をしないデメリット

会社が減価償却をしないことで利益は多くなりますが、その分税金も増えますし、お金も必要です。

本来払うべき以上の税金を払うことになるわけです。

次の期にも利益がでるかでないかという状況だった場合、減価償却をしないで利益をよく見せるという道に逃げがちです。

さらに貸借対照表の固定資産の金額は減らないので、本来なら減るべき固定資産の金額が減らないということになります。

結果として、本来絞れているカラダが絞れずにメタボ状態になります。

減価償却、毎期やらないと前期との比較もやりにくくなりますし、本来の利益が見えにくくなります。

以上の理由から、毎期、減価償却をしたほうがいいかなと。


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この記事を書いた人

ひとり社長・フリーランスの経理をITを活用してサポートします。クラウド会計の導入・スポットでの相談・相続税申告も得意です。著書に「十人十色の『ひとり税理士』という生き方」(共著)

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