まずはフリーランスから?それとも最初から法人化?

独立して仕事をする場合、個人でやるか、会社でやるかの選択肢があります。

どちらを選ぶかは、それぞれです。

目次

フリーランスか?会社か?

独立して仕事を始めるときに、フリーランスとして始めるか?

あるいは会社にして始めるか?

という話があります。

どちらを選ぶかはそれぞれです。

通常はさいしょのうちはフリーランスで、利益が出てきたら法人にするというパターン。

ただ、いきなり会社を選ぶというパターンもあります。

カギを握るのは会社のメリット・デメリット

フリーランスと会社の違いはいくつかあります。

カギを握るのは、会社にするメリット・デメリットです。これをどう考えるかでしょう。

会社のメリットは税率です。

会社は法人税率が一定である(約30%)のに対して、個人は超過累進税率。住民税も合わせた最低税率は15%、最高税率は55%。つまり、税金は逆転するタイミングがあり、これが法人成りが選ばれる大きな理由です。

さらに会社なら役員報酬を払うことができ、経費にすることができます。

いっぽうで、フリーランスの生活費は経費にできません。

欠損金の繰越期間もフリーランスの3年に比べて、最大10年と長いのも会社の特徴です。

会社のデメリットのひとつはコスト。

会社をつくるにもお金はかかります。合同会社で7万円ほど、株式会社は30万円ほどかかります。

次に税金。赤字だとしても、7万円(法人住民税)の負担は必要です。

さらに社会保険が強制加入。

保険料の負担は、役員報酬が増えるにつれて重くなります。

会社をつくるにあたっては、このメリット、デメリットをどう考えるかでしょう。

最初から会社が選ばれる理由

最初から会社を選ぶというケースはどういう場合か?

わたしの体験談としては、取引上の信用度を重視して選ばれることが多いです。

税金のこと、社会保険のことはありますが、どちらを選ぶかは自由です。

何を選ぶにもメリットもデメリットもあるものです。


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この記事を書いた人

ひとり社長・フリーランスの経理をITを活用してサポートします。クラウド会計の導入・スポットでの相談・相続税申告も得意です。著書に「十人十色の『ひとり税理士』という生き方」(共著)

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