じぶんで経理をやるのは精神安定剤にもなる。

経理をじぶんでやるのをおすすめしています。

その理由をお話します。

目次

経理をやるメリット

経理をお願いするか、じぶんでやるか。

どの科目にすればいいか。残高があわないと困るくらいならお願いしたほうがいい、そういう考え方もあるでしょう。

ただ、お願いするのはラクかもしれませんが、デメリットもあります。

経理をお願いする料金がかかるというのもありますが、それ以上のデメリットは数字のタクト(主導権)を握れないこと。

じぶんが数字をしたいというタイミングでチェックできないことです。

入力の仕事をやっている方は、複数の入力の仕事をお願いされているケースが通常です。そうなると順番にやらざるを得ません。

早くやってもらえればいいですが、そうでないこともありますし、いつなのかもわかりません。

申告期限のギリギリまで税金がいくらかわからないなんてことも。

じぶんが数字を見たいタイミングでチェックできる、それには、じぶんで経理をやるのがベストです。

日々やっていくのがいちばん

じぶんで経理をやるとなっても、明日から数字がわかるようになるわけではなく、即効性はありません。

何度もやっているうちに数字のつながりがわかってきますし、なにをするべきか、どう活用すればいいかもわかってきます。

数字に触れる機会を増やすには、できれば毎日。あるいは2日おき、3日おきがおすすめです。わたしは毎日やっています。

やるべき経理を日々に分散すれば、やる時間は10分程度。

少しずつやって、じわじわと身に着いていくというイメージです。

精神安定剤としての数字

数字をチェックできるようになると、予測もしやすくなります。

  • 年末前や決算前にどのくらいの利益になるか予測する
  • お金があとどのくらい持ちそうかを予測する
  • どうやったら利益が増えるかと打つ手を考えやすくなる
  • 税金がいくらくらいになりそうか予測できる

数字をチェックできるようになれば、こうしたこともできるようになり、手が打ちやすくなります。

税金を払うという痛みもやわらぎます。なくなりはしませんが。

その意味で、経理をじぶんでやるのは精神安定剤の役割もあると考えています。

ぜひ、じぶんで経理をやって数字と向き合ってみましょう。


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ひとり社長・フリーランスの経理をITを活用してサポートします。クラウド会計の導入・スポットでの相談・相続税申告も得意です。著書に「十人十色の『ひとり税理士』という生き方」(共著)

目次