減価償却をしないとメタボ体質になるという話。

減価償却しないことは、メタボになることと同じです。

貸借対照表に載っている固定資産

貸借対照表を見ると、固定資産に建物や構築物、器具備品といった資産があるかと思います。減価償却資産といわれるものです。

この減価償却資産というのは、仕事に使うモノを買ったときに、その金額が30万円以上だったもの。

買ったときに経費にするのではなく、税金のルールで決められた期間で毎期少しずつ経費にしていきます。

その減価償却をしたあとの残りの金額が、毎期の貸借対照表に載っているわけです。

減価償却しないこともできる

減価償却資産は減価償却するのが本来ですが、減価償却をしないこともできます。

フリーランスではやらないといけない減価償却、会社の場合には任意になっているのです。

ともすれば、赤字のときは減価償却をしないと経費がその分減って赤字を押さえられる、利益が出るということにもできます。

じゃあ、減価償却を止めるかどうか。

わたしはおすすめしません。

メタボにならないように

もし、減価償却しなかったら、貸借対照表に載っている固定資産の金額は減りません。

本来減るべき金額が減らないわけですから、余分な部分。いってみればメタボ状態。

貸借対照表には、資産と負債・純資産の合計が必ず一致するというルールがあるので、固定資産の金額が減らない分の埋め合わせをどこかの数字でする必要がでてきます。

そして一度減価償却をしないことを選んだ時点で、ほんとうの利益が見えなくなります。

そういう意味で、貸借対照表をつくるにもトレーニングが必要ということになります。減価償却をするのもその1つ。

気づけばメタボだった、ということがないようにしたいものです。


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植村 豪ひとり税理士・ひとり社長・Macユーザー
相続税の申告やひとり社長・フリーランスのひとりしごとなどをサポート。スポット相談、個別コンサルティング、クラウド会計の導入コンサルなどを提供。著書に「十人十色の『ひとり税理士』という生き方」(共著)