数字をチェックするためには、それなりに工夫も必要です。
科目を分けたり補助科目、タグなどをつかってチェックしやすくしておきましょう。
数字をチェックする工夫
数字をチェックするときには比較するのがおすすめです。
- 前月と比較
- 前年と比較
- 予算と比較
比較の方法はいろいろあるものの、ただその月の数字を見ていても、「だから?」ということになりがちです。
そうならないように、工夫をしたいものです。
その1つはグラフを使ってみること。
もう1つは内訳がわかるようにしておくことです。
ひとくちに売上と言っても
内訳をわかるようにしておくと、数字をみやすくなります。
たとえば、ひとくちに売上といってもいろんな種類の売上があり、お客さまごとに売上が異なります。
「じゃあ売上が増えた原因は?」「何が理由で増えたの?」ということがすぐにわかるようにしておきたいもの。
そのために売上をもう少し細分化するわけです。
- 顧問
- セミナー
- スポット相談
- 個別コンサルティング
- 相続
- 動画
というように。
カメラで遠くから撮影した花を1つずつズームできるようにしておくイメージです。
そうすると、それぞれの売上での比較もできるようになり、売上の構成比の変化もわかり数字のチェックはしやすくなります。
同じように売掛金もお客さまごとに管理しておくと、未入金かどうかもすぐに気付けるわけです。
ワケていないと、どこが入金してくれていないんだろ?と探さないといけません。
科目を分けたり、補助科目、タグを使っていきましょう。
自動仕訳登録を使う
とはいえ、毎回補助科目やタグを設定するのはタイヘンです。
マネーフォワードやfreeeなどのクラウド会計であれば、自動仕訳登録というのができます。
自動仕訳登録をしておくと、科目やタグの設定は、データ連携時にされている状態なので、そのあとの負担は減ります。時間がかかるのは、最初のしくみづくりです。
経費にも同じようにやっておき推移表を見ると、家計簿のように数字のチェックがしやすくなり、おすすめです。
数字をチェックしやすくするためのしくみづくりはやっておきましょう。