売上のお金をいただくのは翌月末が常識?

売上のお金をどのタイミングでもらうのが正解か?

特に決まりはありません。じぶんでルールを決めればいいのです。

売上代金の請求はいつが正解?

売上のお金をいつもらうか?

正解はありません。お客様との合意があれば、翌月末でも、当月末でも問題ないわけです。

ただ、しごとをする以上、やっぱり入金は早いほうがいいでしょう。

2月に大きなしごとをして、その経費の支払いが3月末。

いっぽうで売上の入金が4月末。

……となると、その大きなしごとの経費を支払うのに、大きなしごとの売上入金を当てにすることはできなくなります。

1ヶ月のお金のやりくりをなんとかするためのお金が必要になります。

銀行から借りるなり、自己資金でカバーするなり方法はありますが、しんどい場合もあるかと。

そう考えると、やはり入金は早めに、支払いは遅めにというのが資金繰りをラクにするポイントだといえます。

仕事する前にもらってもいい

仕事をする前に手付金のようなイメージでお金をもらってもいいのです。

わたしは、セミナーやスポットの仕事の場合には、申込みをしていただいたときに決済いただいていますし、顧問の料金は、当月末にいただくというルールにしています。

相続税の仕事は、手付金と残金とわけていただくケースもあります。

じぶんが決めたルールでお客様に了承いただけています。

前もってお金をもらっても、キッチリ仕事をこなせば誰にもおこられません。

そして、請求書はスマートに渡しましょう。

手渡しでなくメールでもいいのです。

決済方法も振込みだけでなく、クレジットカード決済や電子マネーなど揃えておけば、お客様に選んでいただけますし、現金を数えなくてすみますし、「帰りに襲われないだろうか?」とビビらなくてもよくなります。

売上をたてるのは、仕事をした日

仕事をする前にお金をいただいた場合、経理はどうすればいいのか?

お金をもらったときは、売上にしません。実際にしごとをしたときに売上をたてます。

たとえば、2月5日にコンサルティングの仕事を依頼いただいて、1月29日に口座に振り込んでいただいたなら、

仕訳は

1/29 預金 33,000 / 売上 33,000

ではありません。売上の代わりに前受金の科目で処理しておきます。

このように。

1/29 預金 33,000/ 前受金 33,000

そして、実際に仕事をした日に前受金を売上に振り替えます。

2/5 前受金 33,000/売上 33,000

というように。

1月に売上にすればいいんじゃないの?と思うかもしれません。年や年度でみれば同じことですから。

ただ、そこはこだわるべきところです。

じっさいに仕事をするのは、2月なのですから、1月の売上にしてしまうと、1月の利益は本来よりも多くなってしまいます。

逆に2月は利益が少なく見えてしまう。

数字を見て、「これからどうする?」を判断するのであれば、現状を数字でつかむ必要があります。

めんどうでもこういうところはキッチリやっておくべきなのです。

もし、入金があったときに売上、支払ったときに経費にしているのであれば、その利益はまったくアテになりません。

せっかく経理をやるなら、まずはしごとをした日に売上をたてるというルールでやってみましょう。

まずはそこからです。


ABOUT US

植村 豪ひとり税理士・ひとり社長・Macユーザー
相続税の申告やひとり社長・フリーランスのひとりしごとなどをサポート。スポット相談、個別コンサルティング、クラウド会計の導入コンサルなどを提供。著書に「十人十色の『ひとり税理士』という生き方」(共著)