遺産分割は誰が決めるのか?
相続人同士の話合いなのですが、他の人が口をはさむと、まとまるものもまとまりません。
目次
遺産分割は話し合い
遺産分割は、
どの財産を誰が相続するか?
どの債務を誰が引き継ぐか?
を話し合う場です。遺言書があれば話は早いのですが、やはりないこともあります。
もめないように円満にすすめるためには、相続人同士でそれぞれに配慮しつつ、話をすすめることが大事です。
じぶんの意見ばかりを通そうとすると、なかなか話はすすみません。
誰が話をする?
分割協議は、法律上は、相続人間での話し合いです。
ただ、世の中では、相続人の妻や夫が声をあげるなんてこともありえます。
そうなると、人数が増えているのと同じ、話はまとまりにくくなります。
だから、当事者である相続人だけで話をするべきです。
ましてや、税理士が分割を決めるなんてことは、あってはいけないことです。
話はまとまらないとデメリットも
遺産分割協議がまとまらないと、いろいろとタイヘンです。
配偶者の税額軽減や小規模宅地の特例などの特例が受けられないばかりでなく、いったん多くのお金を払わないといけなくなります。
相続の遺産分割協議がまとまらない場合、相続税の申告はどうなる?
遺産分割の話し合いが申告期限までにまとまらないと、デメリットしかありません。 特例を使えない状態で仮の申告をする、いったん多めの納税をしないといけないというこ...
その後に、分割協議が決まったときに、改めて修正申告などをしたり、税理士への報酬も余分にかかるなど。
ときには弁護士が入って、裁判になると目も当てられません。
そうならないように、遺産分割はお互いを尊重しつつ話し合うことがポイントです。