借入金の繰り上げ返済はしてはいけない。

目次

仕事するためにお金を借りる効果

仕事をするのに、お金を借りることにはやっておきたいことです。

ひとりで仕事をしようと思っても、手元のお金だけでできることは限られます。

銀行からお金を借りることで、独立後の選択肢は増えます。

お金を借りてもすぐに全額を返さないといけないというものではなく、毎月少しずつ返済していくものです。

手元にお金をもっておくことで不安を減らせます。そのメリットは大きいです。

事業の借入金と住宅ローン

人生でお金を借りる場面のもう1つは、住宅ローンでしょう。

ここでは、家を買ったほうがいいか、借りたほうがいいかという話は置いておきます。

家を手元のお金だけで買うというのは、相当難しいことです。

だからこそ、家を買うときに住宅ローンを組んで毎月返済していきます。

さらに住宅を買えば、住宅ローン控除を受けることができ、2021年中に買った場合は13年にわたって税金がや安くなります。

ほとんどゼロになるというケースも。

そのお金を貯めておいて繰り上げ返済をするか。

判断はそれぞれでしょうが、必ずしもしなくてもいいでしょう。

確かに繰り上げ返済をすれば、利息は減らせますが、住宅ローンには、団信(団体信用生命保険)があります。

そんな保険料払っていないと思うかもしれませんが、金利に含まれているケースもあります。

団信に加入していれば、もし、亡くなったら銀行に保険金が支払われて、住宅ローンに充当されて住宅ローンがなくなります。

いつ亡くなるのかがわからないので、なんとも言えませんが利息も昔のように5%ということはなく、低金利です。

手元のお金を減らさずに置くのも手です。

いっぽうで、事業の借入金については、繰り上げ返済をしてはいけません。

事業の借入金は繰り上げ返済してはいけない

ひとり社長、フリーランスはサラリーマンと違って、収入は安定していないというのが特徴です。

アフターコロナになり、手元のお金を厚くしておくことが必要とされる中、繰り上げ返済をするということは、自ら手元のお金を減らすことになります。

金利も低いですし、ゆっくり返済し、ときには折返し融資を受けて借入金をなくさないという道がいいかと。

ちなみに、日本政策金融公庫の融資であれば、団体信用生命保険に加入することもできます。


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ひとり社長・フリーランスの経理をITを活用してサポートします。クラウド会計の導入・スポットでの相談・相続税申告も得意です。著書に「十人十色の『ひとり税理士』という生き方」(共著)

目次