金融機関からの借入金、借りた後もこちらから積極的に動く

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らくだ書店(名古屋市千種区)

 

会社経営をしていたり、個人事業、不動産経営をしていると金融機関から

借入をすることがあります。

借入も是非、借りてそのままにせず、現在地を知ってもらうことをオススメします。

決算書の内容はよくなったのに、金利がずっと高いまま

最初に借入をすると、その後そのままの条件で返済を続けていたりします。

時には信用保証協会の保証がついていても、金利はそこそこ高かったりするものもあります。

(信用保証協会 … 借主が返済できなくなった時に借主に代わって金融機関に返済し、

代わりに信用保証協会が借主に対し求償権を取得、借主は信用保証協会に返済します。)

現状からみて本当にその融資条件があっているか判断することが必要です。

 

手間はかかるけど、メリットは大きい 積極的に動こう

こういった状況を見たら「借換えや金利交渉をしてみてはいかがですか?」と提案することもあります。

借換えなどを検討するメリットはいくつかありますが、一番は「現在の自社(自分)の金融機関から見た場合の立ち位置がわかる。」ということです。

3年分の決算書を提出して借換えのお願いをすると、金利などの融資条件に反映されてきます。そこで当初借入の条件との比較ができたりします。

実際に見積もりを出してもらうと、今よりも全然低い金利で提案してもらえたりすることもあります。

但し、金利などだけで見てはいけない場合もあります。それは繰上げ返済する場合のペナルティーが設定されている場合です。期間設定がされていますが、~までに返済する場合には「借入残高の●%を支払う」とものです。(2%というのも見たことがあります。)

こうなると金利だけでは判断できないので、ペナルティーも含めて有利判定をする必要があります。「今動けるのか、動けないのか?動けるとしたらいつからか?」これがわかるだけでも大きいです。それを考慮した計画を立てることもできます。

過去にはメガバンクでしたが、そのペナルティーが運よく「なし」のものもありました。

ただ将来金利を含めた場合にかなりの効果が見込めるのであれば、少し手間がかかっても動くことも検討されてはいかがでしょうか。

決算書の内容がよければ、メリットが出る可能性は高いです。

当然、キャッシュフローも改善します。積極的に交渉しましょう。

 

 

決算書の提出先は税務署だけではない 金融機関の評価がよくなるように決算書を作り込もう

有利に交渉をしようと思ったら、決算書をよくすることはその第1歩となります。

金融機関は取引先を格付けしています。決算書をベースに評価する「定量評価」と経営者の理念や思考などをみて評価する「定性評価」からなります。

そのうちこちら側でコントロールできるのは「定量評価」です。

税務署は収益か経費かという点を見てきます。

しかし、融資には決算書の科目の配置なども実は大きく融資には影響してくるのです。

色々検討すべきありますが、触りだけ紹介します。

「決算書にて役員借入金が流動負債(短期借入金)に表示されていませんか?」

「実態が営業収益なのに営業外収益に表示されていませんか?」

できるだけ営業利益がよくなるように税理士さんと相談して決算書を作ってみて下さい。

(ただし粉飾はダメです。)

でも、こういったところを見直すだけでも有利に交渉をすることができたりします。

 

最後に非常に参考になった書籍を2冊紹介しておきます。